モラル・ライセンシング

2017-11-15

物事が自分の思い通りにならないときもあれば、逆に誰かの思い通りを邪魔するときもある、と考えるのは危険だろうと思っていましたが、やはりそのようです。

物事が自分の思い通りにならない時、誰かの思いがまかり通っていると感じるのですから、自分は我慢を、つまりペナルティを受けているのだと思い込んでしまいます。

ペナルティとは自分の思い通りをやることに対するものですから、ペナルティを受けた分は、別のところで自分の思いを通すことの正当な(そう感じさせる)理由になります。

これをモラル・ライセンシングというそうです。

理由があるのだから、誰かをないがしろにしてもよい、と言い切ることができてしまうわけです。

成り行きの結果に対してその意味を、取り分けよい悪いということを考えるのは思考を歪ませるのかもしれません。感情にはそれをするだけの力があるようです。

どれだけそれらしいことを言うことができても、その論理が感情に乗ってしまってしまっていたら、なんにもならないのですね。