2021-01-15

活動の管理 [プロジェクトマネジメント 虎の巻]

マップを描く

今いる場所や今いる時、その取り巻くものを描いて地図にする。

なぜか

自分がどのような世界のどこに居るかを理解できなければ、歩み進める方角は定まらない。今が全体の中の地点あるいは時点なのかを明確にして次に打つ手を考えられるようにする。

どのように

コロナが流行りだしたとき東京都知事は「緊急事態宣言」とフリップを掲げた。この時、どのようなステージの枠組みがあり現状がどこにあるのか、次に考えられる事態がどうであるかを知事が示せるとよかっただろう。

ひとつゴールを設定する

あちこちには行けない、目的地はただひとつ。

なぜか

複数の目標が並べられると何が大事なのかがぼやけてしまう。あれもできてこれもできてと述べたり、条件付きの何かを述べたりすれば曖昧を表現することに逃げてしまう。これを受ける側もやはり軸がぶれてしまう。

どのように

ゴールが何であるかをはっきり示す。 必達として掲げる目標はひとつだけ掲げる。それだけに軸が定まるし、何よりシンプルである。

サブゴールを設ける

目的地に到達できる道はひとつでない、どこを通るのか示す。

なぜか

目標を達成する手段はいつもひとつであるとは限らない。人によってはそれを思いついたり思いつかなかったりもする。時間もリソースもない中、思わぬことに手を使ってしまうことがあるかもしれない。また、手探り状態で歩み進めるのは不安なことである。

どのように

何からどう進めることができるかが見えるよう、あいだあいだのサブゴール、とりわけ目下のゴールを示す。想定できる構想あるいは課題があるならそれを示す。

制約を後出ししない

まず最初に何ができてできないのか、何を期待してしないのか。

なぜか

起きてしまった後、やってしまった後でそれを咎められても困ってしまうだろう。起きてほしくない、やってほしくないことは自分の期待か拘りでしかない。自分の期待や拘りを暗黙に要求するのは無理筋である。

どのように

想定する手段があるなら指示において制約として示す。避けたい事態も同じように示す。また、どこまでできる/許されるということは明確にして役割りの範囲を最初に示す。

不確実性を先に対処する

霧が出ているなら晴らしてから歩き出す。

なぜか

できることから手をつけてしまうことがある。リスクの解決を先送りにすると結果的に手戻りすることが多い。見かけ上の進捗に囚われると大きな問題を置いてきぼりにしてしまう。

どのように

できないことに着目する。なぜできないのか、できるようにするには何が必要なのかをまず明らかにする。見かけ上の進捗がないことを恐れてはいけない。大きな問題が解決されればその先の見通しも立てやすくなる。

軌道修正する

予定通りにはいかない、だから常にリスケする。

なぜか

すべてを完全に予定することは不可能である。予定を立てることは予定通りにいかないことを意味する。手前の目標が達成されていなければ次の目標を目指せる状態にないと考えることができる。

どのように

予定はやはり立てる。定期的に予定と実績の差分を分析して、軌道修正する必要がないかを常に見張る。やった/やってないではなく、目標の状態にあるか/ないかを考える。何人日の遅れをトレースしてもお尻を叩くだけでものごとは解決しない。

福地春喜
フリーランスのソフトウェアエンジニア
OOUIやドメイン駆動設計など、システムのデザインに関わる考え方に興味があります。システム開発を支えるチームの体制づくりにも力を入れています。 もっと詳しく