2019-03-10

【カイゼン・ジャーニー発刊1周年記念イベント】ハイライトと感想

カイゼン・ジャーニー発刊1周年記念イベントに参加してきました。

チームをカイゼンしていくにはどうすればよいか。仕事ではほとんど、チームでソフトウェアの開発をしてきました。それがなかなか難しい。何かのヒントが得られるかもしれないと思って参加してみることにしました。

講演は想像以上にエモい(笑)もので、この場面ではこのようにしたらよろしいという具体的な方法論はほとんどなし。むしろ、だからいい。正解はこれです、なんてあっさり聞かされても嘘くさいですし。健全な啓発イベントだなと思いました。

中でも、「自分から関わることでフィードバックは自分事になる、まずは自分ひとりから」というメッセージが私は好きでした。自分では考えているつもりになって、問題をどこか他人事のようにしてしまうことがあることに気がつきます。

うまくいかないことがあると、現状のあれがダメだこれがダメだと言いたくなります。が、目の前の問題を指摘することは実は簡単です。現に何かがうまくいっていないのなら、もっともらしい理屈を並べることはできてしまいます。

しかし、それをただそうだと言っても何にもなりません。問題の方に向いてはいても、それだけでは関わったことになりません。(あるいは自分だけが問題の本質を見ることができているのだという傲りみたいな気持ちさえ沸いているかも……。)

問題があるならそれは解決されるべきだし、自分がその問題に気がついたなら、自分がその問題に関わって変化を起こすべきなのでしょう。それは複雑で、困難なことのように見えます。かなり苦労しそうです。でもやるんですね。

ところで、最近勉強会に行くようになって思うことは、壁にぶち当たっているのは自分だけではないし、その壁をいきなり突破するような方法はないということです。みんなやっぱり同じようなことで困っていて、同じようなことを感じていたりします。

勉強会に行くとそれを再認識することができて、頭を使ってからだを動かして自分もやらねばならんなという気にさせられます。

ジャーニーはつづく

アソシエイトリンク

福地春喜
フリーランスのソフトウェアエンジニア
情報資源管理としてのデータベース・コンテンツ設計に関心があります。数学や哲学、認知言語学など対象の捉え方に係る考え方に興味があります。システム開発の傍ら、それを推進するチームの体制やプロセス・仕組みづくりの支援もしています。 もっと詳しく